※前回の記事の続きで、英会話診断が「永住おばさん予備軍タイプ」だった人書いた記事です。今回は自分の英語を「自然に聞こえるようにしたい!」という方向けなので、「使えればいい!」という人は無視していただいても大丈夫なレベルです。
さて、今まで発音に関して【1.単語の発音をはっきり発音しよう】、前回は【2.単語と単語のつながり(リンキング)をマスターする】という記事を書いてきました。今回は【3.イントネーションの付け方】です。
イントネーション。これほど「なんとなく」としか言い表せないカテゴリも珍しいと思います。「その女の子とは結局うまく行かなかった・・・。」という日本語を、
「ソノオンナノコトハケッキョクウマクイカナカッタ・・・。」
みたいな言い方をすると、あまりにも不自然。
イントネーション。言うまでもなく、どんなに発音が完璧でも、イントネーションがおかしければ、自然に聞こえない。そう思っている人は結構多いのではないでしょうか?
でも、そのイントネーションに関して「練習」をした人はいるでしょうか??
「そんなのは、その国に住んで、色んな人と会話していかないと・・・」
「よっぽど耳がある天才じゃないと・・・」
「これは1000時間マラソンか・・・?」
と思ってしまいがちな分野だと思います。
でも実は、一つだけ上で正解があります。1000時間マラソン。これをやれば、イントネーションは身に付きます。でも結構な努力が必要かと思います。しかも時間がかかる。
1000時間マラソンは、その言語になんとなく慣れるという面では悪くはないのですが、そういうのが好きという人だけがやっておきましょう。「面白くない」「めんどくさい」「そこまで効率よくない」と思ったらしない方が良いです。
そこで簡単な解決法があります。そしてみなさん、もう既にその知識と能力はお持ちです。
すなわち、母国語。日本語と英語のイントネーションは同じなのです!!
は?何言ってんだ?
ですよね~。
正確には、「コンセプトは同じ」です。例を見てみます。
「え?でもその女の子とは結局うまく行かなかったんじゃなかったっけ?」
という文があったとします。
英語にすると
「What? But I thought it didn’t work out with that girl in the end?」
ですね。
日本語でどこを強調して言うかを考えてみると、
「え?でもその女の子とは結局うまく行かなかったんじゃなかったっけ?」
という感じになります。
でもこれも、文脈によって変わります。
もし話している彼と彼女が色々、本当にもう色々あったその末に結局うまくいかなかったのであれば、
「結局うまく行かなかったんじゃなかったっけ?」
ですし、その彼が他の女性とかなり頑張ってトライしていたけどみんなダメで、最後の希望の光がその女の子だった場合は「その女の子」が強調されます。英語も同じです。文脈によって、強調される部分は変わるのです。
ですので、この強調する単語を英語に当てはめるだけ。
ただし・・・、英語の強調は「強く」「大きく」言うのではありません。
「ゆっくり」言うのです。それだけです。
ですので、日本語の
「え?でもその女の子とは結局うまく行かなかったんじゃなかったっけ?」
を文字にするとこんな感じです。
「W h a t ? But I thought it d i d n ’ t work out with t h a t g i r l in the end?」
そう。ゆっくり言うんです。心持、トーンを高めに言ってもいいかもしれません。
これ、頭では分かっていても、日本語に慣れてしまっている私達にはなかなかなれない行為です。
「え~?でもそのお~ん~な~の~子とは結局うまく行~か~な~か~ったんじゃなかったっけ?」なんて言いませんもんね、日本語では。
だから練習が必要です。
英語はそう、強調したい部分は長く言うんです。するとイントネーションは自然になります。
是非色んなシチュエーションに応じた文章で練習を積み重ねていってください!
50文くらいを自然に言えるようになれば、イントネーションに関してはバッチリです。
というわけで、発音をマスターする全三回は以上です。まず【1.単語の発音をはっきり発音しよう】、前回は【2.単語と単語のつながり(リンキング)をマスターする】、今回は【3.イントネーションの付け方】でした!
今後、機会を見つけて表情&ジェスチャーと語彙力に関して話していきたいと思います。
今日は以上です。