最初の5分で、「おっこいつ英語ネイティブ並みやん」と思わせる方法

前回の英会話力診断の統計結果が「永住おばさん予備軍タイプ」の人が多かったため、今回は中級者対象の記事を書きます。会話のとっかかりで「ネイティブ並みやん」と思わせる話法(小手先)を紹介します。

 

例えばオーストラリアにワーホリに来てる人が「なんでオーストラリアに来たの?(What brought you to Australia?)」という質問をされた時に、

「えーと、I wanted to learn English. Also, I wanted to have more experiences.」

訳:「エトネ。英語を学びたかった。あと、もっと経験が欲しかった。」

 

・・・みたいな返ししかできないとします。

 

これも決して悪い返しではないのですが、もっと「おぉこいつできる」と思われるための小手先テクニックを紹介します。

 

1.「結論は2つあります」と先に言ってしまう。

結論を先に言うとなんだか賢そうに聞こえます。二つ思い浮かばなくても、とりあえず二つと言っちゃいましょう。

 

2.枕詞を入れる。

This may sound a little random to you, but-

(ちょっと変と思うかもしないけど、~~)

You might be able to make a good guess, but~

(多分予想できると思うけど、~~)

That question actually does excite me a lot.

(その質問、ほんと好きなんですよ~)

 

3.小難しい単語を使う

I guessの代わりにI presume (予測)

I guessの代わりにI would assume(予測)

Veryの代わりにquite(とても)

Mainlyの代わりにPredominantly(主に)

Getの代わりにgain(得る)

文頭のFor exampleの代わりに文末のFor instance(例えば)

Kind ofの代わりにsort of(その類の)

manyの代わりにquite a few(たくさんの)

 

4.Whichでつなぐ

~~which would be my guess.

(っていうのが私の考えです)

~~which you might have guessed already.

(もう考えたかもしれないですけど)

~~which may sound quite typical to you.

(まぁ良くあるやつなんですけど)

~~which could be convenient.

(使えるかなと)

~~which you may agree?

(と思いません?)

 

5.In terms of(~~に関して)でつなぐ

「~~に関して」という、別に入れてもいれなくても良い情報を入れます。でもなんとなく賢そうに聞こえます。「食べ物何が好き?」「りんごです、フルーツに関して言えば」みたいな、あってもなくても良い情報を入れますが、なんとなく賢く聞こえます。

 

さっそく例を見てみましょう。

 

So what brought you to Australia? (どうしてオーストラリアに来たの?)

今までの解答:

「えーと、I wanted to learn English. Also, I wanted to have more experiences.」

訳:「エトネ。英語を学びたかった。あと、もっと経験が欲しかった。」

これからの解答:

Hmm. There are predominantly two reasons – which may sound quite typical to you, I presume. So one is that I wanted to gain more experiences in terms of my career – which could be convenient in the future. And the other reason – which you might be able to guess – is to improve my English.

「そうですね・・・主に2つ理由があるんですが、結構平凡だと思います。一つ目はキャリアに関する経験を増やしたいなと。将来使えるかもしれないので。もう一つは、まぁ予想がつくかもしれませんが、英語を上達させたいというやつです。」

 

便利なことに、これらの表現はパターンの使いまわしをしていけば、なんとどんな文章でもそれっぽく聞こえるんですよ。

 

What did you do in Japan? (日本では何をしていたの?)

今までの解答:

「I worked in a logistics company!」

訳:「物流会社で働いてました!」

これからの解答:

Hmmm. There are predominantly two things that I was doing in Japan – which may not sound that exciting for you, I would assume. One is that I was working for a logistics company in terms of my occupation, which I actually liked. The other thing I did which I put a lot of energy on, was to play soccer which I definitely enjoyed a lot.

訳:「そうですね・・・。主に二つのことをしていたんですが、そんな大したことじゃないです。一つ目は、職業に関してなんですが、物流会社で勤めていました。結構好きでしたよ。もう一つは、かなりのエネルギーを注いでいたんですが、サッカーです。これは確実にエンジョイしてました。笑」

 

How do you like Melbourne?(メルボルンはどう思う?)

今までの解答:

「I like it a lot! For example, really friendly people and nice parks! Sky, too.」

訳:「とても良いです!例えば、とてもフレンドリーな人達と、素敵な公園!あと、空。」

これからの解答

That sort of question gets me excited a lot! There are quite a few things which I really like. Friendly people, for instance – which you may agree with me. In terms of the structure of the city, you might be able to guess, but I like the beautiful parks which I go quite often. Oh and this may sound a little random to you, but I somehow like the sky.

訳:「あ、この質問好きなんですよ~。好きな点、たくさんあります。フレンドリーな人達とか。そう思いません?町の構造に関しては、予想がつくかもしれませんが、好きなので良く行ってるんですが、素敵な公園ですね。あと、これはちょっと変かもしれないですが、なんか空が好きなんですよね。」

 

どうでしょう。こういう回答をすれば、英語できると思われそうじゃありませんか??

 

え?これだけの文章なんてすぐに思い浮かばない?小難しい単語を知らない?

 

もちろんです!だからしっかりと準備をするんじゃないですか。こういうものはちゃんと会話の想定をして、テンプレートを作っておきましょう。会話の内容、決まってると思うんですよ。最初の5分なんて。「どうやってこの集まりを知ったの?日本で何をしてるの?オーストラリアで何をしてるの?週末には何をしているの?あなたは今何の仕事をしているの?」etc…

 

これに対して、それぞれのパターンを当てはめたテンプレートを作っていくのです。で・・・これをやっていくと分かるのですが、自分の話す言葉の節々でも自然にこのパターンが自然に板についてきます。それだけでもう、結構デキる感じ満載ですよ。

 

さて、これははっきり言って張りぼてですが、意外と大事なんです、このメッキが。なぜなら、相手を安心させるから。「あぁ、この人は普通に話して大丈夫なんだな」と思ってもらえます。つまり、外国人に心を開いてもらいやすくなります。(まぁその後怒涛のネイティブで英語で話されたら、正直辛いんですが・・・でもその分、ネイティブレベルで話してくれるので、自分の能力も飛躍的に高まっていきます。)

 

この方法は、中級者が上級者になる手がかりとなるかもしれません。私の場合はなりました。

 

というわけで、英語中級者の方には結構オススメです。張りぼて戦法。

 

今日は以上です。

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