前のブログと少し話が重複しますが、大切なことなのでもう一度。
実は一週間前、半年ぶりに日本に帰ったのですが、なんというのでしょう、こう・・・「あぁ~日本だな」と思ったのです。なんとなく懐かしいような、嬉しいような、でもみんなの表情を見ると疲れ切っている人が多いというか。
色んなことが整然として、おいしい臭いが漂ってきて、化粧バッチリなお姉さんたちが歩いていて、きらびやかな店がならんで・・・でもどことなく余裕がないような。この人達はなぜ、こんなに疲れるまでここにいるんだろう・・・。完璧主義なのか?なんなんだ?
私のミッションは「みんながしたいことをして、ゆとりのある生活を送るための手助けをすること」だと、先日申し上げました。それと英語は、実は今はあまり結びついていないように見えるのですが、一つ思い出したことがあります。
それは、大学時代の経験でした。英語コミュニケーションという授業があり、私はそれを受けに行ったのでした。すると、集まっている人はほぼ英文科の人達ばかり。私は社会学部だったので、どちらかというと畑違いなのです。
授業中、実際に英語で話すワークがあったのですが・・・正直驚きました。英文科の人達は、驚くほど英語ができなかったのです。授業が終わった後、何人かに訊かれました。「どうやって勉強したん?!」と。
「いや、そんなにしてへんのやけど(・・・というかなんでそっちがそんなにできへんの?)」と、口には出してはいませんが、そのくらい驚いたことを覚えています。
英文科に行って、一体何を目標としているんだろう?そう疑問に思った私は聞いたのです。なんで英文科に入ったの?と。
答えは「海外に興味がある」とか「CAさんになりたい」とか、そういうものでした。だからTOEICの勉強も頑張っているんだよ、と。
その時、口には出しはしなかったものの、思ったのです。「今彼女たちがやっていることと、将来にやりたいことってちゃんとつながってるのかな・・・?」と。
偉そうなことを言うこんな私は、大層な目的を持っていたとお思いでしょう。
えぇ、その通り。
「モテたい」「格好良くありたい」
と思ってました。
なぜなら格好良くなかったから。^^;
具体的なイメージとしては、
「キャンパス内でオレと留学生が話しているところを、気になるあの子に目撃されてキャー!と思われる。彼女がオレの英語を理解できなければなおよし!」
正直ダサすぎる目標です。
ダサい目標ではありましたが、イメージできていたので、実現に向けてトレーニングを繰り返すことができました。発音をひたすらネイティブに近づけ(発音だけ)、覚えたてのフレーズを練習しに留学生のたまり場に入り浸っていたのです。
そして、日課のように、「日本人が簡単に聞き取れないであろうフレーズ」を用意して、それがネイティブに通じるかを試しに行っていたのでした。
そして、そのような積み重ねで、いつしか私は「日本人は理解できないけどネイティブは理解できる」会話をするようになっていたのです。ジェスチャーも彼らから学びました。
結果・・・私はモテることはありませんでしたが、後々「どうやったら英語そんなにできるようになるの?!」と言われるようになり、モテ気分だけは味わうことができました。笑
何が言いたいかと言うと、「目的は、自分で達成できるイメージを持っていた方が良いよ」ということです。もっと言うならば、本当にCAになりたいのであれば、CAが言うフレーズはしっかりと言えるようになろうよ、という話です。中学2年生でもできます。
それをすれば、壁にぶつかって、イメージが広がって、次のステージに行くことができるのです。それは更なる英語力かもしれませんし、面接に必要な技量や実績なのかもしれません。
つまり、「よし!これでCAさんが言う英語フレーズは全部完璧だ!・・・でもこれじゃCAになれないかもしれないな。本当に必要なのものは何なんだろう?」
と、自分自身に問いかけることができるようになるのです。
そしてそれができれば、「英語英語!」と焦らなくても良いかもしれません。もっと、楽しみながらのびのびと英語ができるかもしれません。
私の場合は運よく英語が早い時期にハードルの低い目標をマスターできたので、他のことにも手を出すことができました。
そんなわけで、是非考えてみてください。本当に求めているものは何なのか?それは英語で解決できるのか?と、自問自答してください。
もっと言えば、「今自分がネイティブの英語力を身に着けたら、真っ先に何をするか?」と自問自答してください。それに対して、「それって今の英語力でもできることやん」というのがあれば、とにかく行動してください。
行動すると、必ず次のステージが見えてきます。
今日は以上です。