旅にはテーマを!

先日、スペイン巡礼300㎞を女一人でやってきて帰ってきたという学生さんと軽くお茶をしながら話していた内容が面白かったので記事にしてみました。

Sagrada Familia - 2006年時点のものです。
Sagrada Familia – 2003年に見たので、今はもっとできあがっているんだろうな・・・。

 

 

スペイン巡礼300㎞の旅・・・さぞかし色々学んだでしょう!

「みんなそう言うんですけどね~・・・」と口ごもる彼女。

これ、実は私も20歳の時に40ヵ国を周ったのですが、なんというのでしょう。得られたものはもちろん色々あるんでしょうけども、

 

「うぉー!これマジで人生観変わった!」

 

という、いわば自覚できるような劇的な変化は認識できなかったのです。だから「その話してして!!」って言われても、あまり語ることがないというか。見つからないというか。

 

もちろんしたことは淡々と話せるのだけども、自分の中ではあまり大きくないというか。対外的なインパクトだけが大きいイメージがあるというか。

 

なんというか、「ただ行ってきた」だけなんですよね。感覚としては。もちろんそこではユニークな経験も色々あったんですけども、そこまで騒がれるほどのことじゃないというか。

 

ちなみに、これと同じことを、オーストラリアを自転車で縦断した友人も言っています。

takuyablog

きっとそんなもんなんでしょう。

 

もちろん、無意識の部分ではとーーーっても大きな収穫があると思うので、ぜひみなさんやってくださいね。と私は声を大にして言いたい!!

 

無目的の旅は意義があるのか?

さて、そんな彼女の悩みは「もう一度行きたいんだけども、何を軸にして行けば良いのやらわからない」ということ。

 

さらに話を聞くと、「無目的な旅をしてもなぁ・・・」というような悩みがあるとのこと。なるほど。

 

まぁ、こんな話を聞くと「別に無目的でもいいんじゃね?行きたけりゃ行けばいいんだよ」と思わないでもないです。「無目的な旅」にも、意義は十分あると、私は思います。

 

だって、犬も歩けば棒に当たる。色々と行動してみると、何かに当たって、そこから何らかのストーリーが始まるものです。旅ってのはそういう場当たり的なイベントを楽しむようなものだとも思っていますから。

 

なので十分に意義はあると思います。

 

ですが!!

 

目的がある旅というのは一味違ったものになる。

これはもう完全に保証いたします。

 

あ、ちなみに「語学力を伸ばしに・・・」とかいうのはこの際認めません。笑

だって、語学力を伸ばすんだったら、もっと絶対良い方法があるからです。現地の学校に行くよりも、日本でやった方が圧倒的に効率が良い。まずは私のメール講座を受けやがれ!って思います。

 

「でも、そんなこと言ったって、何の目的も見つからないっていうか・・・」

 

ですよねー。

ではどう考えたら良いかというと、きっとこういうこと。

 

目的なんて、大義名分でいいんだよ。

正直、目的なんてなんだっていいんです。ただ、それがユニークであればあるほど、「何かに当たる」という可能性が非常に大きくなる。

 

私は彼女に聞きました。

「趣味は何かあるの?」

「カメラは好きですかねー。」

「何色が好き?」

「緑。」

そこではじき出された「大義名分」はこちら↓↓

 

「私は日本から来た大学生で、カメラが好きです。で、緑が好きなので、世界中にある緑色のすべてのものをこのカメラに収めるために、旅をしています。どこかいい場所あったら教えてください。」

 

こんな人がいたら、そらー現地の人も助けたくなるでしょう。これがただ単に「バックパックしていまーす」というのだったら「ふーん。エンジョイしてね!」で終わりですが、「緑のもの探してます!!」って言われたら、例えばこんなことが起こるかもしれません。↓↓

 

「緑!へぇ~。そうだねぇ、ここから10㎞離れた村ではワカメの産地で、それは鮮やかな緑だねぇ。グリーンシーウィード村ってとこだよ、行ってごらんなさい」

 

あなたはとことことグリーンシーウィード村に出かけ、村人第一号に話しかけます。

 

「すみませーん!ここにワカメがあるって聞いたんですけど、どこで見れますかね?」

 

「ワカメが買いたいんかい?」

 

「いえ、私は日本から来た、世界中の緑をカメラに収める旅人です」

 

「ほぉー。それはそれは。生きてるワカメは鮮やかだからな。そうだ、明日の朝5時から船を出すんじゃが、一緒に来るかえ?」

 

「マジですか!!ありがとうございます!」

 

 

・・・とまぁ、そんなことが起こるかもしれませんよ、ということです。

少なくとも「観光でーす」という人には、こんなローカル情報は飛び込んでこないはずです。

 

私はバックパッカーをした時、「教育施設の研究」という大義名分を背負ってでかけました。その結果、「ここにこんな場所があるよ!」と、それはそれは、もう数えきれないくらい多くの人に助けられました。

 

そして、普通では体験できないようなことも体験させてもらえました。

ベルギーの小学校にて、理科の課外授業。
ベルギーの小学校にて、理科の課外授業。

 

そして、色んな人との、とっても濃い繋がりができました。

エストニアのマリナとカーチャ。今でも濃いつながりがあります。
エストニアの友人たち。10年以上経った今でも、年に2度程会う、とても濃いつながりがあります。

 

・・・そして私の場合、それが卒業論文銀賞という形で報われました。

 

カメラ&緑の例でも、例えば世界中の「緑」を収めたデータを色彩検定かどこかに持っていって「緑にも、いろいろある」みたいな広告に使いませんか???と持ち掛ければ、きっとそんなことやった人はあまりいないので、データを買ってくれるかもしれません。(まぁカメラの設定やらなんやらで色は調整できちゃうというのには、少しロマンが欠けますが)

 

というわけで、どうでしょう。昨日の記事と一見矛盾しますが、「行きたければ、理由など深く考えずにとにかく行ってみる。でも、大義名分は背負った方がいいよ!」という結論となりました。

 

まとめ

・長旅には大義名分を作りましょう!

・大義名分を作る時は、自分が好きなものを二つかけ合わせよう!

・大義名分が、あなたの旅をより有意義なものに導いてくれるかもしれません!

本日は以上です!

 

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